龍安寺石庭を思う 2
龍安寺の石庭は 見るたびに景色が違って見えるような気がします。 高校生の時に見た新鮮な景色と、 仕事に疲れ弱っていた時に見て、 救われるような思いがした景色と 失恋して、哀しみの中で見た景色と 外国の人を案内したときに、 日本らしさとは何かを感じながら見た景色と・・・ いったい、次に訪れる時はどんな景色が見えるんでしょうね? さて、龍安寺石庭に使われている様式である「枯山水」とは...
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龍安寺の石庭は 石庭の15個の石は、庭をどちらから眺めても、 必ず1個は他の石に隠れて見えないように設計されているとか しかし、中の部屋から1ヶ所だけ15個の石全てが見える位置があるとか 色んな事が言われているようですね。 私はあまり哲学的、神秘的な解釈に左右されないで もっと自由に自分なりに見てみたいと思いますが・・・ ただ色んな位置から眺める面白さがあり...
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前回の記事で、 昔の日本人は、近いものは立体的に、 そして遠いものは、より平面的に見えていて、 それが重なりあうレイヤーのように見えていたのではないか? という猪子さんの文章を紹介しました。 平面的にものを見ることは 近視的でなくより全体を把握できることです。 しかしそんな日本人の姿はもはや 過去の産物なのかもしれません。 ビジネスの世界でも 昔は、100年先を考えて行動するような、...
View Article秋の夜長に
ブログをずっと更新してなかったですが、 忙しかった仕事も一段落つきました! 友人が秋の花をくれたので、 ひさびさに花をいけてみました。 夜顔、飛鳥野萩、丸葉藍/自作磁器 秋の夜長というけれど、 長い夜にこそ、どことなくはかなげで 短い命の秋の花を眺めるに似つかわしい そんな気がいたしました。
View Articleプレゼント
誕生日に頂いた花束を 生け花作品にしました。 鈴薔薇、鶏頭、赤ドラセナ/陶器花器(笠間焼 志賀 出) ストレリチア、竜胆、鶏頭、赤ドラセナ、ユーカリの木の皮/陶器花器 普段は自分で花材を選ぶのですが、 このように与えられたもので何かするというのは なかなか難しかったです。 一方は和風な器に、一方は洋風な器にして、 その良さを生かす事に心がけました。
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京都には外国の方が多く訪れます。 また、日本の中でどこが良かったかと 感想を聞いても やはり京都が良かったという声を良く耳にします。 龍安寺にも何人かの外国人と訪れた事があります。 そして日本人よりも、外国の方の方がゆっくりと、 時間を忘れたように 無心に庭を眺めていたりするものなのです。 一体この石と砂だけでできた庭の 何にそんなに魅かれるものがあるのでしょうか? 私が推測するのに...
View Articleゲシュタルト崩壊
小さい頃は良くありましたが、 同じ字をずっと眺めていると 突如その意味が分からなくなってしまうことがあります。 とても不思議な感覚ですが、 最近、このような現象にちゃんと名前がついている事を知り、 少し興奮しています。 以下ウィキペディアより引用 ゲシュタルト崩壊(ゲシュタルトほうかい、独: Gestaltzerfall)とは、 知覚における現象のひとつ。 全体性を持ったまとまりのある構造...
View Article一流の人
先日、東京都現代美術館にて行われていた 「日本のファションの未来性」を見てきました。 70年代に欧米で活躍をはじめた高田賢三や三宅一生につづき、 80年代に川久保玲と山本耀司が欧米の美意識とは異なる服を持ち込みました。 それらは、黒を基調として、穴をあけたり、ほつれていたり、裏地をつかったりする服で 「黒いぼろ」と呼ばれたそうです。 コムデギャルソンの川久保さんは、よく名前は耳にしていたのですが、...
View Articleしばらくお休みするかも!?
更新が滞ってしまいまして申し訳ありません。 生け花のほかに器の制作にとりくんできましたが、 自分なりの美意識を表現できた おもしろいものができそうですので、 ブランドをたちあげ、起業する事にしました。 今、その準備でなかなか記事が書けません。 URUWA(うるわ)という名前でデビューします。 水の豊富な日本で育まれてきた、 潤いのあるものを美しいと感じる美意識を表現しています。 お楽しみに!...
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